〜2002新春歌絵巻〜
三宅伸治・花田裕之・土屋公平
2002.1.25(FRI)/神戸チキンジョージ
ブルース万歳!ブルース最高!!
三宅の伸ちゃんが企画し、最高のギターマンを誘って繰り広げる夜。
この日は1960年生まれの同級生、1978年卒業生卓球部三宅伸治、1978年度卒業生軽音楽部土屋公平、1979年卒業(何故かと言うと留年したから)バスケ部花田裕之の「60’s SPECIAL」がプレゼントしてくれた最高の夜だった。
イスが3つと、ギターが何本か置かれたステージを前に、テーブルに酒を置きゆったりイスに座って時を待つ人々。
この3人の十数年の道のりを一緒に歩いてきたような人が多い。
席がもうほとんど埋まっていたので、私はカウンター前の階段の上の柵にもたれてビールを口にした。
まずは伸ちゃんが1人で登場。
ジェシー・デイヴィスメドレーをゆったり、グッと聴かせてくれたあと、花田登場。
2人でヴァン・モリソンのメドレーなどを奏でたあと、ルースターズの曲を花田1人で演奏。
その後、花田と蘭丸が入れ替わり、伸ちゃんと蘭丸の2人で、2人のオリジナル曲「ハーフムーン」。
そして再度花田の登場で「60’s SPECIAL」が揃った。
ステージに向かって左から、紫色のサテンのシャツに首にピンクのスカーフを巻いた蘭丸、色とりどりの長Tに派手な柄のパンツ姿の伸ちゃん、白いシャツにジーンズ姿の花田。
三者三様の格好が、ここまで歩いてきた道のりやスタイルをあからさまに物語り、三人並んで同じステージに立つことの凄さを見せつける。
花田の演奏はあちこちのライブのバックで見かけていたけど、歌声聴くのは本当に久しぶりでゾクゾクした。
伸ちゃんのライブはあまり経験したことなかったけど、少ししゃがれた声で吠える感じは変わらず。
蘭丸こそ演奏見るのは本当に久しぶりだったけど、背中を丸めてギターを弾く様子、甘ったるい歌声、右手を投げ出すポーズもそのままで、思わず笑みがこぼれた。
3人のギターだけの「Jumpin' Jack Flash」!!すごい贅沢〜〜。
ベースもドラムも何もないけど、伸ちゃんが足踏みする音をドラム代わりにギター弾きまくる3人。絶景。
マディ・ウォーターズの「恋をしようよ」。もう、溶け溶け。
かっこいい〜。
アンコールには伸ちゃんプロジェクトの「いいことがあるといいね」。
「いいことがあるといいね、いいことがあるといいね。」と何度も何度も繰り返し歌われ、この場所に何らかの縁があって集まった人たちに、そしてその人たちを取り巻く人たちに、本当にいいことがあるといいねと心の底から願った。
最後の最後には「今日の日はさようなら」。
同級生の3人がそれぞれの名前を呼び合い、ここに集えた喜びに微笑みあう。
「いつまでも絶えることなく 友達でいよう
明日の日を夢見て 希望の道を
空を飛ぶ鳥のように 自由に生きる
今日の日はさようなら また会う日まで」
なんていい歌だったんだろう。気付かなかった。
ブルースとロックンロールのゆったりと気持ちのいい波に興奮して癒されて、肩凝りもほぐれた気すらする。
明日の日も鳥のように自由に生きて、またここに集って楽しめたらいいね〜って。いいよね。