怒髪天 with:BG'S/博多ブリスコ/ほろほろ鳥
2001.3.7(WED)/大阪Fandango 【CD発売LIVE TOUR】
ついに再会の日。
最後に会ったのは何年前だったか。確か、5〜6年前の下北沢屋根裏。
札幌を飛び出していった彼らを追いかけて見に行ったんだったよなー。
それ以来、音沙汰がなくなってどうなっているのかとヤキモキしていたら、復活の報が。そしてついに、待ちに待った再会の日。
Fandangoというライブハウスも、その昔彼らがよく出演していた場所。
当時、関西の友達に怒髪天を教えたら気に入ってくれてFandangoに見に行っては、テープを送ってくれたという、これまた思い出深い場所。
数年前の屋根裏遠征も共にした札幌からの友人と共に、はやる胸を抑えつつ十三のピンサロ街を歩く。
そんな場所歩いててもあまりドキドキしない自分らが空恐ろしい(笑)。そのうえ、ポン引き(っていうのか?)のおっちゃんに話し掛けられて普通に言葉を返してる自分らもこれまたどうかと思う(苦笑)。
ピンサロのお姉ちゃんが数人とお兄さん数人がずらりと横並びして客引きしている店の向かいにあるFandangoに入ってまずビックリ!
何がって、怒髪天グッズの品揃え!だって今までのグッズといえば、まぁTシャツはあったと言ったってアイロンプリントのようなものであるとか(失礼)、手書きの自画像入りとかだったのに(これまた失礼)、なんと普通に市販されているかのような仕上がり!しかも色とりどり、サイズ色々!その上コインケースなどという新作まで!スゴイスゴイ!!
グッズで興奮しまくった上に、サインもらおうとヤル気満々で持参したCDを、ごっつう気にしながらそわそわする。
他のバンドを見に、楽屋下の階段に降りているメンバーの方々が気になって気になって仕方がない時を過ごし、遂にホールに降りてきた増子さんをゲット。「増子さん、サインいただけますか・・・。」恐る恐る声をかけ、宛名を入れてくれるという増子さんに名前を告げると、
「ああ!いつもありがとう!」。顔を見て、「どっかで会ってますよね!うん、絶対会ってる!」だって。ファン冥利に尽きるわ〜。
生の怒髪天を見るのは前述の通り数年振りだったわけで、その頃の増子さんと言えば、長髪にヒゲ、雪駄に首から数珠といった風貌。最近の様子はビデオなどで見ていたけど、言わせてもらえばかなり小綺麗になってる。かなり。
今日生で見て、本気でキレイだと思った。だって、細身のパンツに7・3分けにポマード(って言うのか?)。今時っぽーい。
上原子さんも、髪が茶髪で今時っぽかったし、坂詰さんは親しみやすい感じになってたし、清水さんは外見は変わってないけど、落ち着いた感じになった。増子さんほど大きな変化はないにしても、いい意味でみなさん変化してた。
「五月の雨」「愛の嵐」「情熱のストレート」「サムライブルー」「俺流」「美学」・・・。復活後の曲が続く。昔の曲も演ってくれるのかなー、なんて期待もしてたけど、残念ながらそれは無かった。
でもさー。本当に再確認した。
怒髪天は間違いなく私の魂なんだと。心のど真ん中の核なんだと。
この数年、居なくてよく生きてこれたもんだ。まったく。
本当に、もう少しで号泣してしまうところだった。何度も、その最後の糸がプツンと切れてしまいそうになった。
その都度懸命にこらえた。下向いてこらえた。がんばった。
嬉しさ余って、増子さんの真ん前の場所とってしまって号泣するのが照れくさかったから。はぁ。
時々涙がこぼれそうなまでに潤む増子さんの瞳を、久しぶりに見ることができた。
何も変わってないんだと、心から嬉しかった。
ずっと前から札幌で見てきて、怒髪天と自分との距離は何も変わっていないと思っていたのに、彼らはものすごく大きくなってるんだと見せつけられる場面が何度もあった。ライブ後にもそういう場面があったから余計にその感は強い。
距離が遠くなったわけじゃない。すぐそばで唄っていてくれるのは何も変わっていない。
何も何も変わってないと思ってたら、縦や横や奥行き的に確実に大きくなってた、そして知名度的にも間違いなく大きくなってたと感じさせられて、プチカルチャーショックっていうところかな。いや、ショックではないんだけど。嬉しいんだけど。数年前の屋根裏では、まだ「一緒にやらせてもらってます」って感じだったけど、今回は逆だったような、そんな気がした。
しかし、「美学」で私達のテーブルに上がった増子さんに、よくもまぁ、チューしたり抱きついたりしないでいられたもんだ。
次はやっちゃうか?計画的犯行(笑)。
その前に、「増子直純抱擁大会」開催してもらった方が良いかも。いや、マジで。
そんなこんなで、LOVE的にもSOUL的にも愛しています。LOVE。