BLANKEY JET CITY

1999.12.8(WED)/Zepp Sapporo 【1999 Standing Tour CONTINENTAL PUNK】

単独の彼らのライブを見るのはこれが初めて。知ってる曲も、友達がダビングしてくれたものと、自分で買ったベスト盤、イベントの後日録画を見た時に覚えているもののみという状況。ただ、“達也さんを堪能したい”“「胸がこわれそう」と「綺麗な首飾り」はどうしても聴きたい”との思いを強く強く持ってライブに臨もうとした。が、「綺麗な首飾りは私が見始めてからやったことがないからねーー。」「綺麗な首飾りやるのは珍しいからなーー。」ブランキー好きの人にことごとくそう言われて、無理かなーー。という感じ。ま、達也さんを堪能するぜ。

私にとってはRising Sunの、あの、煙までもが立ち昇りそうな異様なエナジーを彷彿させるSEでメンバー登場。登場しただけなのにダイブしてる人がいるーーーー。めちゃくちゃ飛ばしてる、客が(笑)。
1曲目、2曲目・・・・・当然だが知らない曲が続く。
今までブランキーを聴いてこなかったのは、今までイベントで聴いたベンジーの歌声からメロディーをつかめなかったから。音源聴けばわかるんだけど、メロディーが結構大事な私にとってはちょっと、って感じだった。でも、なんか今日はわかるんだなぁ。なんでかしら。

ベンジーがちょっとギター鳴らしただけで「ウォーーーー!!!!」、達也さんがそれに応えて叩けば「ウォーーーーーー!!!!」。すごすぎる。このCブロックという後ろの方から見てると、ステージ上のメンバーはまぶしく輝き、今ここにいる人だけに見える幻覚みたい。でも、ここにいるもちろん自分も生身の人間で、たくさんの人間が吐き出す歓声が轟音と化しているのも現実だ。私、いつもミッシェルでは前の方の人の渦の中にいるからわかんないんだけど、こんな感じなんだろうか。幸せだ。
「胸がこわれそう」が演奏された。へへ。やっぱりこのドコドコ感がたまらない。
「ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車」の達也さんの右腕の湾曲具合がたまらなくセクシーで釘づけ。今までたくさんの人間の腕見てきたけど、「右腕の湾曲がセクシーだ」などと思ったことはなかったのに。別に右腕フェチでもないし(笑)。その興奮を友達に伝えようとした次の瞬間、「んっっっっっ????このイントロは・・・・・!!!」“綺麗な首飾り”である。この曲が奏でられた瞬間から今日のライブは私のために開催されたものだと決定した(笑)。いやいや、先のブランキスト(ブランキー好きな人)に言わせれば4年ぐらいはやっていなかったらしい。至福の時であった。

そして気がついた。ミッシェルの時にはちょっと狂暴になるが、ブランキーでは乙女になる自分がいるということに(可笑しいがマジ)。
どうしてでしょう。達也さんをうっとりして見つめているから?でも、ミッシェルの時もチバをうっとりと見つめてるよなぁ。
詞が曲がロマンチックだからなのだろう、きっと。
最初は友達に「荷物持っててあげる」なんて言いながら革ジャン着たままでいたけど、やっぱり革ジャンも脱いだしバッグも置いた。
本当に本当に楽しかった。素敵だったし最高だったし幸せだった。ああ、良かった。

Zeppを出て歩いていたら、車から身を乗り出し、「ブランキー?!」と私達に声をかける男子がいた。「そうそう!!」少したったらまた、「ブランキー最高!!!」「イェーーー!!!またねーーーー。」と言って手を振った。隣に乗ってる友達に語っても語っても、まだまだたまらなく足りなかったんだろう。今日はいい夢を見るんだぜ、ベイベー。
しかし、照井さんのウッドベースを見てないというのは(まったく記憶にない)どうだろう・・・。