aiko
2000.4.17(MON)/ON AIR EAST 【LOVE LIKE POP W】
久しぶりにダフ屋の出たライブに行った(笑)。
最近のaikoちゃん(どうしてもaiko「ちゃん」と言ってしまう。先日レコード屋にCD予約しに行った時も、『椎名林檎とaiko「ちゃん」のを・・・』と言っていた自分が可笑しかった。林檎のほうが年下なのに。)人気はとにかく物凄い。私が初めてaikoちゃんを目にしたのは「花火」のプロモーションビデオだった。その時はそんなに引っ掛からなかった。で、友達に薦められ詩を熟読しつつ聴いてみたら即ハマった。
まぁ、その人がaikoちゃんが唄うように大好きな人だったからなんだろうけど(笑)。
「カブトムシ」からブレイクしたのだろうか。でも、「桜の時」も爆発ヒットだったもんな〜。・・・よくわからん。で、そんな大ブレイクを現すように、客層としては、スーツを着た会社帰りのサラリーマンと、若〜い子(中学生前後)が多い。
赤いポロシャツに、青×黒のチェックのパンツにスニーカー、右手首に黒いリストバンドをしたaikoちゃんが元気に飛び出してきた。
しょっぱなからすごい勢いの客席に、
「気をつけてな〜。周りにも、些細な気を使ってな。具合悪くなったら脇にいる黒いシャツ着た兄ちゃんに言うんやで。どっか連れてってくれるからな〜。でも、見たいよな〜。せっかくお金払って来てるんやもんな〜。」(もちろん関西弁で)
aikoちゃんはよく喋る。いや、悪い意味じゃなく。大阪でずっとラジオDJやってたらしいからしゃべりは得意なんだろうが、2〜3曲終わったら、必ず長めのMCが入る。それが面白い。
「今回のライブの為にaiko、脱色しました!」(客)「ヘルメット〜」「ヘルメット言うな!!」(客)「かわいい!」「かわいい?マジで?!!!」
aikoちゃんの代わりにピアノを弾いているメンバーの人がなんだか愛しく思える。不思議な感覚。でもやっぱり、aikoちゃんのピアノが聴きたいなーと思っていたら、「悪口」「ボブ」「カブトムシ」の3曲の弾き語り。ただでさえ小さいのに、座っちゃったらもっと見えなくなっちゃうよ。私の前の、これまた小さい制服着た女の子が、柵に鉄棒上がりしようとしたり、左右に背伸びしたりと、いろんなチャレンジしてる。でもどうやってもあなたの視界じゃ無理よねー。わかってるわ(笑)。私は私でaikoちゃんの唄を堪能。何よりも好きな、独特の語尾。いいな〜。やっぱり。
今まではそんなに注目してなかった「花火」が、妙に心に届いた。ナンデダロウ・・・。
「夏の星座にぶら下がって 上から花火を見下ろして とっても好きなんです 仕方ないんです」
今まではただただ、文字から目に浮かぶままの少女漫画的な風景でしかなかった、このフレーズ。でも、目の前のaikoちゃんから吐き出されたこの言葉を聞いたら、まったく違う気持ちが生まれた。愛しい、愛しい愛しい気持ち。不思議。
聴きたかったのに聴けなかった曲も数曲あって残念な気持ちもあったけど、「この次は!!」って思えない。だってさぁ、今後もっともっと大ブレイクしてチケット取りが超難しそうだから(涙)。
しかし、最近のaikoちゃんの冠「恋愛の教祖」。別になんとも思わないけど、恋愛に教祖も信者もないよねぇ?